2019

ウィンブルドン2019・錦織圭・初戦勝利

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ウィンブルドン大会は2日目に、日本の誇るエース錦織選手が登場しました。相手は予選勝者、世界113位ブラジルのモンテイロ選手です。錦織選手は全仏で少し腕を傷め、前哨戦の試合を回避しました。芝コートでの実戦はほぼ1年ぶりのいわばぶっつけ本番で臨まざるをえませんでした。対するモンテイロ選手は113位とはいえ、既に予選試合を経験し、本戦に臨んできています。さあどんな試合となったのでしょうか?

ウィンブルドン2019・錦織圭の初戦・第一セット

 モンテイロ選手はサウスポー、伝説のビラス選手に代表されるように、南米からはサウスポーの好選手がよく輩出されます。切れのあるスライスサーブと、しっかりとしたスイングのストロークはフォアバックともに安定しています。113位というランキングを考えると、もう少し上にいてもよい選手です。

 対する錦織選手は、サウスポーキラー、サウスポーに対しては高い勝率を誇っています。

第一セットは、錦織選手にとっては久々の芝での実戦、まずはコートサーフェスになれることを主眼としているようでした。

 試合後本人も語っていた通り、テニス全体の調子は良好で、久々の芝実戦を感じさせないパフォーマンスをみせました。サウスポー選手が相手の場合、デュースコートからのサーブではワイドへのサービスが相手にとってバックハンドとなります。錦織選手がこのところみせるこのサーブのバリエーション、ワイドへ逃げるサーブが特に効果的でした。

 これにより相手を崩し切ってからのストロークの攻め、またサーブもボディやセンターを混ぜ込んでいるため、安定したサービスゲームを展開する事が出来ました。そして集中出来たリターンゲームでは第五ゲームを見事にブレーク、6-4でセット奪取します。

 

第二セット

 第二セットにはいっても、第一セットとほぼ同じ展開が続きました。はかったように第五ゲームを錦織選手がブレーク、このセットもこのまま押し切るかにみえました。そこは粘り強いモンテイロ選手、あきらめない姿をみせます。5-4からの錦織選手サービスゲームを思い切ったストロークで見事ブレーク、5-5に追い付きます。

 この試合での錦織選手に少し「不安」が陰ったのはこのあたりだけでした。相手のパフォーマンスが上がり、ストロークで押され気味の展開となった状況です。こうなったときの、「引き出し」の多さが、初戦敗退した大坂選手との違いでしょうか?

 後方でのストローク戦でやや不利とみるや、ネットプレー、ドロップショット、そしてストロークのボールにも変化をつけ、相手のリズムを崩します。

そして圧巻は6-6でもつれ込んだタイブレーク、ここでもモンテイロ選手が更にギアを上げ、このセットは絶対に取りきると攻め込んできます。錦織選手が1ミニブレークを許して1-3となった時点は、このセットを失うと流れ的にあまり良くない、という雰囲気でした。世界でもタイブレーク勝率の極めて高い錦織選手、その真骨頂をここで発揮します。このポイントをネットプレーで見事ミニブレークし、ここから何と6連続ポイント、最後はドロップショットを決めて、一気にタイブレークをものにします。

 

のびのびと第三セット

 第三セットにはいると、錦織選手のプレーが、明らかに力が抜けてのびのびとプレーしている事が判ります。それによりストロークにも更にボールの伸びが加わり、振り切っている分コーナーに見事に決まっていきます。サービスゲームではほぼピンチらしいピンチもなく、虎視眈々とブレークを狙うという構図になりました。

 対するモンテイロ選手も粘り強く錦織選手についていき、両者キープ錦織選手5-4の第10ゲームを迎えます。このセットは錦織選手にチャンスが必ず巡ってくる、そんな予感をさせる展開でしたが、それがこの大事な第10ゲームに来たのです。伸びの出てきたバックハンドストロークのしかもクロスでウィナーを決め、少しナーバスとなったモンテイロ選手がミス、15-40の錦織選手マッチポイントをつかみます。ラインズマンコールのアウトがチャレンジでインとなり、リプレーとなった1本目は逃したものの、2本目でモンテイロ選手のショットが今度は明らかにアウト、チャレンジもかなわず錦織選手8年連続の初戦突破です。

 

ウィンブルドン2019・今後のドローは?

 錦織選手の2回戦はイギリスのノリー選手、23歳、またもやサウスポー選手です。初戦と同じような戦略でここをもつれずに突破したいところです。

一戦一戦、先はまだ長いですが、錦織選手ブロックにはまず目につくのはオーストラリア デミノー選手、小柄ながら素晴らしいテニスをする若手です。NEXT GENファイナルでも大活躍でした。そしていよいよ出てきたか アメリカの若手フリッツ選手、大柄、懐の深いテニスは脅威です。ウィンブルドンでは抜群の強みを発揮するビッグサーバー イズナー選手もいます。これらの難敵を何とかせいぜい1セットダウン程度で倒していきたいところです。ベスト8まで進めば、レジェンド フェデラー選手が待っている事でしょう。

第五シード全仏ファイナリスト ティーム選手、第六シード A.ズベレフ選手、第七シード チチパス選手が軒並み初戦敗退、モンフィス選手も敗れました。波乱含みのウィンブルドンはファーストウィークから目が離せない展開となっています。メドベージェフ選手、ハチャノフ選手のロシア勢が躍進しそうですが、フェデラー選手のブロックにいるイタリアの若手ベレッティーニ選手にも注目です。

さあセカンドラウンドへ!

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tamaji

tamaji

テニス歴40年のスポーツ観戦オタクです。テニス以外のスポーツもチェックしています。 その他の趣味はコーラスです。 外国人おもてなしボランティアもやっています。 東京オリンピックのボランティアをやりたいなぁ。

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